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2008年10月 アーカイブ

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かの人や月

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全三巻。
羽上家の皆さんの家族を中心にした人生模様をお得意のオムニバスで綴っている。
主だった主人公は三人兄妹。兄の顕(22歳)、ひろの(20歳)、末っ子のほのか(16歳)。
他に、父さんと母さんとジジババふたりと猫(ポセイドン)と犬(コマル)が一匹ずつ。
ホームドラマかと思いきや、そこはいくえみ先生です。
いろんな登場人物の関係や心理をうま~く絡めながら、繊細な描写、感情豊かな台詞がたっぷりで、枠にはまらない作品になってます。

実はこの作品、上記の通りホームドラマだと思っていたので、食わず嫌いしてたんです。
だから読んだのはごくごく最近。
一気に読んじゃいました!そして指の先までぴりぴりするみたいな感動を味わいました。

もちろん三兄妹の恋愛もそれぞれに不器用でよいのですが、ばっちゃんとじーさんの掛け合いがいいスパイスになってるし、顕を思いながらも亡くなった先輩の意思に取り付かれている西尾ちゃんはとってもいい子だと思いました。

個人的に好きなのはひろのと深町の関係。
深町はいいです、かなり。